Japan Growth Strategy Analysis Report 2026

日本成長戦略
17分野・62重点技術
関連企業データ分析レポート2026

730社・1,016件の「企業×重点技術」データから、日本の戦略産業のプレイヤー・バリューチェーン・分野横断構造を読み解きました。

企業数・企業区分・企業の役割・複数分野への関与を分析し、17分野・62重点技術の産業構造を可視化しています。

分析結果を見る 関連企業カオスマップを見る

17分野

日本の成長戦略を構成する重点分野

62技術

重点的な投資対象となる製品・技術

730社

データ分析対象企業数

1,016件

企業×重点技術の関連データ件数

16.8%

複数の戦略分野に関わる企業の割合

Executive Summary

分析から見えた4つのポイント

新興企業は量子・フュージョン・宇宙・AIに集中

17分野では量子のスタートアップ比率が35.5%で最高。重点技術ではデータプラットフォーム55.0%、先端医療デバイス52.9%、ロケット・射場と量子センシングが50.0%となった。

戦略分野は共通企業によって相互に接続されている

730社のうち123社16.8%が複数分野に登場。防衛産業では69.2%、情報通信では65.6%の企業が他分野にも関与。

各分野で求められる参入・連携方法は大きく異なる

マテリアルは部品・素材が62.0%、防災はシステム構築が45.7%、創薬・先端医療は研究開発が40.5%を占める。

企業数の多さだけでは産業構造は読み解けない

デジタル・サイバーセキュリティは105社、AI・半導体は101社で最大規模だが、前者はソフトウェア・サービス・インフラが分散し、後者は部品・素材から装置、AIソフトウェア、完成品まで多層的。

Scope & Method

本レポートの対象と集計方法

本レポートは、株式会社Listerが作成した「日本成長戦略17分野・62重点技術 関連企業一覧データベース」の公開版をデータ分析し、企業数・企業区分・企業の役割・分野横断性の4つの観点から産業構造を分析したものです。

詳細版データベースとPDFレポートを無料でダウンロード

日本成長戦略17分野・62重点技術に関連する730社・1,016件の企業×重点技術データを収録した詳細版データベースと、本ページの分析内容をまとめたPDFレポートを無料で提供しています。

詳細版データベースは、Excel・CSVファイル・Googleスプレッドシート形式で提供しております。

  • 市場調査
  • 新規事業開発
  • 協業先探索
  • 投資・M&A候補調査
  • 営業先候補の抽出
  • 社内共有・検討資料
Finding 1

企業数はデジタル・AI・宇宙・GXに集中する

企業数最多はデジタル・サイバーセキュリティの105社で、AI・半導体101社、航空・宇宙84社、資源・エネルギー安全保障・GX77社、創薬・先端医療72社が続きます。上位分野は、デジタル基盤、先端製造、社会インフラ、研究開発産業という異なる性格を持ち、社数だけでは市場の構造差を説明できません。

17戦略分野別の関連企業数を比較した横棒グラフ
図1.17戦略分野別のユニーク企業数。企業名の完全一致ベース。
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関連件数と企業数の差にも注目が必要です。情報通信は32社に対して44件、マテリアルは54社に対して71件、造船は31社に対して40件あり、同一分野内で複数の重点技術を担う企業が相対的に多くなっています。

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17戦略分野別の集計
戦略分野 企業数 関連件数 重点技術数 スタートアップ比率 最多役割 分野横断企業比率
AI・半導体 101社 103件 3技術 25.7% 部品・素材 25.7%
デジタル・サイバーセキュリティ 105社 117件 6技術 21.0% ソフトウェア・AI 25.7%
情報通信 32社 44件 3技術 6.2% 部品・素材 65.6%
量子 31社 32件 3技術 35.5% 装置・機器製造 41.9%
防衛産業 26社 31件 3技術 19.2% 装置・機器製造 69.2%
航空・宇宙 84社 96件 6技術 27.4% 部品・素材 44.0%
海洋 31社 33件 3技術 12.9% 装置・機器製造 45.2%
造船 31社 40件 3技術 0.0% 完成品・サービス開発 35.5%
マテリアル(重要鉱物・部素材) 54社 71件 6技術 7.4% 部品・素材 24.1%
合成生物学・バイオ 54社 55件 2技術 13.0% 完成品・サービス開発 50.0%
創薬・先端医療 72社 74件 4技術 20.8% 研究開発 31.9%
資源・エネルギー安全保障・GX 77社 92件 6技術 5.2% 装置・機器製造 45.5%
フュージョンエネルギー 20社 20件 1技術 30.0% 装置・機器製造 45.0%
防災・国土強靱化 46社 46件 1技術 13.0% エンジニアリング・システム構築 26.1%
港湾ロジスティクス 37社 40件 3技術 21.6% 装置・機器製造 43.2%
フードテック 67社 68件 4技術 19.4% 装置・機器製造 11.9%
コンテンツ 50社 54件 5技術 0.0% 完成品・サービス開発 2.0%
Finding 2

量子・フュージョン・宇宙・AIでは新興企業の存在感が大きい

スタートアップ比率が最も高い分野は量子の35.5%でした。フュージョンエネルギー30.0%、航空・宇宙27.4%、AI・半導体25.7%が続きます。これらは研究開発負荷が高い一方、既存企業の製造・設備・材料技術も不可欠であり、大企業とスタートアップの役割分担が重要な領域です。

17戦略分野ごとの上場企業、大企業、非上場有力企業、注目スタートアップの構成比
図2.分野内のユニーク企業を、上場企業・大企業・非上場有力企業・注目スタートアップに分類。
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上場・大企業中心の分野

合成生物学・バイオでは上場企業が75.9%、GXでは70.1%、防災では63.0%を占めます。既存の設備、顧客基盤、規制対応、長期投資能力が競争力につながる分野と考えられます。

スタートアップ比率の解釈

比率は掲載企業の構成であり、実市場に存在する全スタートアップの割合ではありません。例えば、造船の0%は「スタートアップが存在しない」ことを意味せず、本データベースの選定結果を示します。

注意点:コンテンツ分野については、主要企業のみを対象とした簡易調査としたため、例外的にスタートアップ比率が0%となっております。

Finding 3

データ基盤・先端医療・宇宙・量子が新興企業の集積地

掲載企業数8社以上の重点技術を比較すると、データプラットフォームでは20社中11社、55.0%が注目スタートアップでした。先端医療デバイス52.9%、ロケット・射場50.0%、量子センシング50.0%、人工衛星・サービス47.6%が続きます。

注目スタートアップ比率が高い重点技術のランキング
図3.掲載企業数8社以上の重点技術を対象に、注目スタートアップ比率の上位を表示。
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示唆:戦略17分野単位でスタートアップを調査するよりも、重点技術単位で行うほうが有望な新興企業群を把握しやすくなります。例えば同じAI・半導体分野でも、半導体中核技術のスタートアップ比率は4.4%である一方、バーティカルAIは47.4%、フィジカルAIは41.0%です。

スタートアップ比率が高い重点技術

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スタートアップ比率が高い重点技術(掲載企業数8社以上)
重点技術 戦略分野 企業数 スタートアップ数 スタートアップ比率
データプラットフォーム デジタル・サイバーセキュリティ 20社 11社 55.0%
革新的デバイス(AI、ロボティクス等)を活用した先端医療 創薬・先端医療 17社 9社 52.9%
ロケット・射場 航空・宇宙 10社 5社 50.0%
量子センシング 量子 8社 4社 50.0%
人工衛星・サービス 航空・宇宙 21社 10社 47.6%
バーティカルAI(領域特化型AI) AI・半導体 19社 9社 47.4%
量子コンピューティング 量子 17社 7社 41.2%
フィジカルAI AI・半導体 39社 16社 41.0%
新規食品 フードテック 16社 6社 37.5%
小型無人航空機 防衛産業 11社 4社 36.4%
陸上養殖 フードテック 15社 5社 33.3%
ライフログデータ等を活用したヘルスケア関連サービス 創薬・先端医療 16社 5社 31.2%
フュージョンエネルギー フュージョンエネルギー 20社 6社 30.0%
サイバーポート(港湾物流DX) 港湾ロジスティクス 10社 3社 30.0%
無人航空機 航空・宇宙 24社 7社 29.2%

企業数が多い重点技術

企業数上位には、防災技術46社、フィジカル・インテリジェント・システムの中核を担う半導体45社、フィジカルAI39社、創薬のファースト/ベストインクラス製品30社などが並びます。

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企業数が多い重点技術
重点技術 戦略分野 企業数 スタートアップ比率 最多役割
防災技術 防災・国土強靱化 46社 13.0% エンジニアリング・システム構築
フィジカル・インテリジェント・システムの中核を担う半導体 AI・半導体 45社 4.4% 部品・素材
フィジカルAI AI・半導体 39社 41.0% 完成品・サービス開発
ファーストインクラス製品・ベストインクラス製品(医薬品、再生医療等製品) 創薬・先端医療 30社 0.0% 研究開発
バイオ医薬品・再生医療等製品等 合成生物学・バイオ 28社 0.0% 完成品・サービス開発
水素等 資源・エネルギー安全保障・GX 28社 3.6% 装置・機器製造
バイオものづくり 合成生物学・バイオ 27社 25.9% 部品・素材
民間航空機(次期単通路機・次世代航空機) 航空・宇宙 25社 0.0% 部品・素材
自動運転技術 デジタル・サイバーセキュリティ 25社 16.0% 完成品・サービス開発
クラウド・データセンター、蓄電池 デジタル・サイバーセキュリティ 24社 0.0% 装置・機器製造
無人航空機 航空・宇宙 24社 29.2% 完成品・サービス開発
次世代船舶 造船 22社 0.0% 装置・機器製造
人工衛星・サービス 航空・宇宙 21社 47.6% 完成品・サービス開発
AI時代に対応した先進的サイバーセキュリティ製品・サービス デジタル・サイバーセキュリティ 20社 20.0% ソフトウェア・AI
データプラットフォーム デジタル・サイバーセキュリティ 20社 55.0% ソフトウェア・AI
フュージョンエネルギー フュージョンエネルギー 20社 30.0% 装置・機器製造
次世代ワイヤレス(非地上系ネットワーク(NTN)、5G/Beyond 5G(6G)等) 情報通信 20社 10.0% 装置・機器製造
洋上風力 資源・エネルギー安全保障・GX 20社 5.0% 事業運営・インフラ運営
バーティカルAI(領域特化型AI) AI・半導体 19社 47.4% ソフトウェア・AI
一次原料(鉱石等)及び二次原料(リサイクル材等の循環資源)からの製錬・分離精製、解体選別技術 マテリアル(重要鉱物・部素材) 19社 0.0% 部品・素材
Finding 4

産業の主役となる役割は分野ごとに大きく異なる

企業名の一覧だけでは見えにくい最大の違いは、各分野を構成するバリューチェーンです。マテリアルでは部品・素材、防災ではエンジニアリング、創薬・先端医療では研究開発が中心となっています。

17戦略分野と企業の役割の構成比を示したヒートマップ
図4.1,016件の企業×重点技術レコードについて、各分野内の企業の役割構成比を表示。
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上流・製造基盤型

マテリアルは部品・素材62.0%、フュージョンは装置・機器と部品・素材で80.0%、AI・半導体も両者で59.2%を占めます。設備・材料・精密部品の供給能力が中核です。

研究・ソフトウェア型

創薬・先端医療では研究開発40.5%、ソフトウェア・AI25.7%。デジタル・サイバーではソフトウェア・AI25.6%が最多ですが、サービス・インフラ等にも広く分散しています。

社会実装・統合型

防災はエンジニアリング・システム構築45.7%、港湾ロジスティクスは装置50.0%とソフトウェア32.5%。個別技術を現場システムへ統合する企業が重要です。

完成品・サービス型

造船は完成品・サービスと事業運営が各30.0%。最終顧客に直接価値を提供するプレイヤーの比重が高くなっています。

Finding 5

123社が複数分野を横断。戦略産業の接続点となっている

730社のうち607社は1分野のみ、91社は2分野、19社は3分野、13社は4分野以上に登場しました。複数分野に関与する企業は123社、全体の16.8%です。

関連分野数の分布

企業が関与する戦略分野数の分布
図5.企業が登場する戦略分野数の分布。4分野以上は合算。
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分野別の分野横断性

複数分野企業の比率は、防衛産業69.2%、情報通信65.6%が突出しています。防衛は航空・宇宙、海洋、造船、GX等の技術を取り込み、情報通信はデジタル、量子、宇宙を支える共通基盤となっています。

各戦略分野における他分野にも登場する企業の比率
図6.各分野の企業のうち、他の戦略分野にも登場する企業の比率。
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複数分野に関与する主要企業

川崎重工業と三菱電機は9分野、三菱重工業と富士通は7分野、NECは6分野に関連します。多分野企業は、複数技術の組み合わせ、社会インフラへの導入、大型プロジェクトの統合を担う可能性が高い企業群です。

関連する戦略分野数が多い主要企業のランキング
図7.関連戦略分野数の上位企業。右側に関連重点技術数を併記。
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複数分野に関与する主要企業
企業名 企業区分 関連分野数 関連重点技術数 関連分野
川崎重工業株式会社 上場企業 9分野 13技術 AI・半導体、フードテック、合成生物学・バイオ、海洋、港湾ロジスティクス、航空・宇宙、資源・エネルギー・GX、造船、防衛産業
三菱電機株式会社 上場企業 9分野 12技術 AI・半導体、デジタル・サイバー、フュージョン、情報通信、海洋、航空・宇宙、資源・エネルギー・GX、量子、防衛産業
三菱重工業株式会社 上場企業 7分野 11技術 フュージョン、海洋、港湾ロジスティクス、航空・宇宙、資源・エネルギー・GX、造船、防衛産業
富士通株式会社 上場企業 7分野 11技術 デジタル・サイバー、マテリアル、創薬・先端医療、情報通信、港湾ロジスティクス、量子、防災・国土強靱化
日本電気株式会社 上場企業 6分野 14技術 デジタル・サイバー、情報通信、港湾ロジスティクス、航空・宇宙、量子、防衛産業
株式会社IHI 上場企業 5分野 8技術 フュージョン、海洋、航空・宇宙、資源・エネルギー・GX、防衛産業
京セラ株式会社 上場企業 5分野 6技術 AI・半導体、デジタル・サイバー、情報通信、資源・エネルギー・GX、量子
株式会社東芝 大企業 4分野 7技術 デジタル・サイバー、フュージョン、資源・エネルギー・GX、量子
住友電気工業株式会社 上場企業 4分野 6技術 デジタル・サイバー、フュージョン、情報通信、資源・エネルギー・GX
NTT株式会社 上場企業 4分野 5技術 デジタル・サイバー、フュージョン、情報通信、量子
積水化学工業株式会社 上場企業 4分野 5技術 マテリアル、合成生物学・バイオ、資源・エネルギー・GX、防災・国土強靱化
株式会社Synspective 上場企業 4分野 4技術 海洋、航空・宇宙、防災・国土強靱化、防衛産業
株式会社島津製作所 上場企業 4分野 4技術 創薬・先端医療、合成生物学・バイオ、航空・宇宙、量子
ジャパン マリンユナイテッド株式会社 大企業 3分野 5技術 資源・エネルギー・GX、造船、防衛産業
大同特殊鋼株式会社 上場企業 3分野 5技術 フュージョン、マテリアル、航空・宇宙
株式会社三井E&S 上場企業 3分野 5技術 港湾ロジスティクス、資源・エネルギー・GX、造船
株式会社日立製作所 上場企業 3分野 5技術 デジタル・サイバー、フュージョン、港湾ロジスティクス
KDDI株式会社 上場企業 3分野 4技術 デジタル・サイバー、情報通信、海洋
古河電気工業株式会社 上場企業 3分野 4技術 フュージョン、情報通信、資源・エネルギー・GX
株式会社QPS研究所 上場企業 3分野 4技術 航空・宇宙、防災・国土強靱化、防衛産業

戦略分野間の接続関係

共通企業が最も多い組み合わせは、航空・宇宙×防衛産業と、創薬・先端医療×合成生物学・バイオの各14社です。次いでAI・半導体×デジタル・サイバー、航空・宇宙×GX、デジタル・サイバー×GXが各9社となっています。

17戦略分野間の共通企業数を示したヒートマップ
図8.戦略分野間の共通企業数。対角線は各分野の企業数。
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強く接続する戦略分野の組み合わせ
分野1 分野2 共通企業数 小さい分野に占める比率
航空・宇宙 防衛産業 14社 53.8%
創薬・先端医療 合成生物学・バイオ 14社 25.9%
航空・宇宙 資源・エネルギー・GX 9社 11.7%
デジタル・サイバー 資源・エネルギー・GX 9社 11.7%
AI・半導体 デジタル・サイバー 9社 8.9%
海洋 防衛産業 7社 26.9%
情報通信 量子 7社 22.6%
海洋 航空・宇宙 7社 22.6%
合成生物学・バイオ 資源・エネルギー・GX 7社 13.0%
デジタル・サイバー 量子 7社 22.6%
デジタル・サイバー 情報通信 7社 21.9%
AI・半導体 港湾ロジスティクス 7社 18.9%
フュージョン 資源・エネルギー・GX 6社 30.0%
資源・エネルギー・GX 防衛産業 6社 23.1%
海洋 資源・エネルギー・GX 6社 19.4%
Strategic Interpretation

戦略17分野における4つの異なる産業形成パターン

企業区分・企業の役割・分野横断性を組み合わせると、17分野は同じ政策対象であっても、企業の参入方法や連携相手が異なることが分かります。以下は本データに基づくLister独自の便宜的な類型であり、政府の公式分類ではありません。

1.大企業×スタートアップ共創型

対象:量子、フュージョン、航空・宇宙、AI・半導体

スタートアップ比率が高く、同時に装置・材料・製造能力を持つ大企業も多い。技術探索だけでなく、量産、品質保証、実証設備、顧客アクセスを組み合わせる必要があります。

2.既存産業基盤・サプライチェーン型

対象:マテリアル、情報通信、造船、GX

上場・大企業の比重が高く、部品・素材、装置、インフラ運営が中心。既存サプライチェーン内での位置付けや認証・設備投資能力が重要になります。

3.研究開発・知識集約型

対象:創薬・先端医療、合成生物学・バイオ

研究開発、データ・AI、素材、完成品が連続しており、大学・研究機関、製薬・化学企業、スタートアップの共同開発が価値創出の中心になります。

4.社会実装・業務統合型

対象:デジタル・サイバー、防災、港湾ロジスティクス、フードテック、コンテンツ

技術性能だけでなく、既存業務への組み込み、運用、データ連携、顧客接点が重要です。ただしコンテンツは他分野との重複が小さく、独立したサービス市場としての性格が強く表れています。

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Field Profiles

17戦略分野別のデータプロファイル

各分野について、企業数、関連件数、スタートアップ比率、分野横断性、主要な企業の役割をまとめました。分野名を選ぶと該当カードへ移動できます。

AI・半導体

101社 / 3技術
103関連件数
25.7%スタートアップ比率
25.7%分野横断企業比率

企業数は101社で2位。部品・素材、装置・機器、ソフトウェア、完成品が分散しており、上流から応用まで多層的な産業構造を持つ。

デジタル・サイバーセキュリティ

105社 / 6技術
117関連件数
21.0%スタートアップ比率
25.7%分野横断企業比率

企業数は105社で最多。6つの重点技術にまたがり、ソフトウェア、サービス、インフラ、装置まで役割の分散が大きい。

情報通信

32社 / 3技術
44関連件数
6.2%スタートアップ比率
65.6%分野横断企業比率

企業数は32社だが、65.6%が他分野にも登場する。光・無線・海底ケーブル等の基盤技術が、量子や宇宙、デジタル分野を横断している。

量子

31社 / 3技術
32関連件数
35.5%スタートアップ比率
41.9%分野横断企業比率

スタートアップ比率は35.5%で17分野中最高。装置・機器、ソフトウェア、研究開発が共存する典型的なディープテック共創領域である。

防衛産業

26社 / 3技術
31関連件数
19.2%スタートアップ比率
69.2%分野横断企業比率

企業の69.2%が他分野にも登場し、分野横断性が最も高い。航空・宇宙、海洋、造船等との技術基盤共有が顕著である。

航空・宇宙

84社 / 6技術
96関連件数
27.4%スタートアップ比率
44.0%分野横断企業比率

84社で3位、スタートアップ比率は27.4%。部品・素材と完成品・サービスの双方が厚く、新旧企業が混在する。

海洋

31社 / 3技術
33関連件数
12.9%スタートアップ比率
45.2%分野横断企業比率

装置、研究開発、インフラ運営など役割が分散し、企業の45.2%が他分野にも登場する。防衛・宇宙・GXとの接続が強い。

造船

31社 / 3技術
40関連件数
0.0%スタートアップ比率
35.5%分野横断企業比率

完成品開発、事業運営、装置製造を既存企業が担う資本集約型の構造が表れている。

マテリアル(重要鉱物・部素材)

54社 / 6技術
71関連件数
7.4%スタートアップ比率
24.1%分野横断企業比率

企業×重点技術レコードの62.0%を部品・素材が占める。戦略産業全体の上流供給基盤としての性格が強い。

合成生物学・バイオ

54社 / 2技術
55関連件数
13.0%スタートアップ比率
50.0%分野横断企業比率

完成品・サービス、部品・素材、研究開発、事業運営が混在し、50.0%の企業が他分野にも登場する。

創薬・先端医療

72社 / 4技術
74関連件数
20.8%スタートアップ比率
31.9%分野横断企業比率

研究開発が40.5%で最多。スタートアップ比率も20.8%あり、研究成果の事業化とAI・デバイス活用が交差する。

資源・エネルギー安全保障・GX

77社 / 6技術
92関連件数
5.2%スタートアップ比率
45.5%分野横断企業比率

77社で4位。装置、部品、完成品、インフラ運営、研究開発が広く分布し、大企業主導の総合産業構造を示す。

フュージョンエネルギー

20社 / 1技術
20関連件数
30.0%スタートアップ比率
45.0%分野横断企業比率

スタートアップ比率30.0%に対し、装置・機器と部品・素材が計80.0%。新興企業と高度製造業の連携が不可欠な構造である。

防災・国土強靱化

46社 / 1技術
46関連件数
13.0%スタートアップ比率
26.1%分野横断企業比率

エンジニアリング・システム構築が45.7%で最多。技術単体より、現場への統合・導入を担う企業の存在が大きい。

港湾ロジスティクス

37社 / 3技術
40関連件数
21.6%スタートアップ比率
43.2%分野横断企業比率

装置・機器が50.0%、ソフトウェア・AIが32.5%。物流設備とデジタル制御を組み合わせる市場構造が表れている。

フードテック

67社 / 4技術
68関連件数
19.4%スタートアップ比率
11.9%分野横断企業比率

装置・機器が35.3%、事業運営が20.6%。企業の分野横断比率は11.9%と低く、食品・農業現場に特化した企業が多い。

コンテンツ

50社 / 5技術
54関連件数
0.0%スタートアップ比率
2.0%分野横断企業比率

分野横断比率は2.0%。他分野と比較して独立性の高いサービス型エコシステムである。

※コンテンツ分野は主要企業のみを対象とした簡易調査のため、スタートアップ比率は例外的に0%となっています。

Notes

留意事項

  • 本データベースは、公開情報に基づき株式会社Listerが選定・整理した企業群であり、各市場の全企業を網羅するものではありません。
  • 企業数は企業名の完全一致ベースです。持株会社と事業会社、グループ会社は別企業として集計される場合があります。
  • 企業区分は本データベース上の編集分類です。「大企業」「注目スタートアップ」「非上場有力企業」は法令上または統計上の統一基準ではありません。
  • 同一企業が同一分野の複数重点技術に関与する場合、関連件数には複数回計上されます。一方、分野別企業数では重複排除しています。
  • 掲載企業数やスタートアップ比率は、市場規模、成長率、投資魅力度、技術優位性を直接示すものではありません。
  • 本レポートはデータベース公開版(2026年7月24日)を基準としたスナップショットであり、企業活動や政策動向の変化により内容は変動します。
  • コンテンツ分野については、主要企業のみを対象とした簡易調査としております。
Appendix

62重点技術の集計一覧

企業数は各重点技術内のユニーク企業名、スタートアップ比率はその企業数を母数として計算。最多役割は企業×重点技術レコード上の役割です。

62件中62件を表示

条件に該当する重点技術はありません。

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62重点技術の集計一覧
戦略分野 重点技術 企業数 スタートアップ数 スタートアップ比率 最多役割
防災・国土強靱化 防災技術 46社 6社 13.0% エンジニアリング・システム構築
AI・半導体 フィジカル・インテリジェント・システムの中核を担う半導体 45社 2社 4.4% 部品・素材
AI・半導体 フィジカルAI 39社 16社 41.0% 完成品・サービス開発
創薬・先端医療 ファーストインクラス製品・ベストインクラス製品(医薬品、再生医療等製品) 30社 0社 0.0% 研究開発
合成生物学・バイオ バイオ医薬品・再生医療等製品等 28社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
資源・エネルギー安全保障・GX 水素等 28社 1社 3.6% 装置・機器製造
合成生物学・バイオ バイオものづくり 27社 7社 25.9% 部品・素材
航空・宇宙 民間航空機(次期単通路機・次世代航空機) 25社 0社 0.0% 部品・素材
デジタル・サイバーセキュリティ 自動運転技術 25社 4社 16.0% 完成品・サービス開発
デジタル・サイバーセキュリティ クラウド・データセンター、蓄電池 24社 0社 0.0% 装置・機器製造
航空・宇宙 無人航空機 24社 7社 29.2% 完成品・サービス開発
造船 次世代船舶 22社 0社 0.0% 装置・機器製造
航空・宇宙 人工衛星・サービス 21社 10社 47.6% 完成品・サービス開発
デジタル・サイバーセキュリティ AI時代に対応した先進的サイバーセキュリティ製品・サービス 20社 4社 20.0% ソフトウェア・AI
デジタル・サイバーセキュリティ データプラットフォーム 20社 11社 55.0% ソフトウェア・AI
フュージョンエネルギー フュージョンエネルギー 20社 6社 30.0% 装置・機器製造
情報通信 次世代ワイヤレス(非地上系ネットワーク(NTN)、5G/Beyond 5G(6G)等) 20社 2社 10.0% 装置・機器製造
資源・エネルギー安全保障・GX 洋上風力 20社 1社 5.0% 事業運営・インフラ運営
AI・半導体 バーティカルAI(領域特化型AI) 19社 9社 47.4% ソフトウェア・AI
マテリアル(重要鉱物・部素材) 一次原料(鉱石等)及び二次原料(リサイクル材等の循環資源)からの製錬・分離精製、解体選別技術 19社 0社 0.0% 部品・素材
フードテック 食品機械 19社 2社 10.5% 装置・機器製造
フードテック 植物工場 18社 1社 5.6% 事業運営・インフラ運営
港湾ロジスティクス 次世代型倉庫 18社 5社 27.8% 装置・機器製造
量子 量子コンピューティング 17社 7社 41.2% ソフトウェア・AI
創薬・先端医療 革新的デバイス(AI、ロボティクス等)を活用した先端医療 17社 9社 52.9% ソフトウェア・AI
デジタル・サイバーセキュリティ セキュリティの確保された政府・地方公共団体のAX/DX基盤 16社 0社 0.0% 事業運営・インフラ運営
創薬・先端医療 ライフログデータ等を活用したヘルスケア関連サービス 16社 5社 31.2% ソフトウェア・AI
フードテック 新規食品 16社 6社 37.5% 完成品・サービス開発
資源・エネルギー安全保障・GX 次世代型太陽電池(ペロブスカイト太陽電池等) 16社 1社 6.2% 完成品・サービス開発
情報通信 オール光ネットワーク(APN:All-Photonics Network) 15社 0社 0.0% 部品・素材
フードテック 陸上養殖 15社 5社 33.3% 事業運営・インフラ運営
海洋 海洋無人機(海洋ドローン) 14社 3社 21.4% 装置・機器製造
コンテンツ アニメ 13社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
コンテンツ ゲーム 13社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
マテリアル(重要鉱物・部素材) 革新的金属部素材 13社 1社 7.7% 部品・素材
デジタル・サイバーセキュリティ クラウドネイティブに最適化された医療DX基盤 12社 3社 25.0% 完成品・サービス開発
資源・エネルギー安全保障・GX 次世代革新炉 12社 0社 0.0% 装置・機器製造
マテリアル(重要鉱物・部素材) 永久磁石 12社 1社 8.3% 部品・素材
港湾ロジスティクス 港湾荷役機械 12社 0社 0.0% 装置・機器製造
防衛産業 デュアルユース技術 11社 1社 9.1% 装置・機器製造
防衛産業 小型無人航空機 11社 4社 36.4% 完成品・サービス開発
創薬・先端医療 感染症対応製品 11社 1社 9.1% 完成品・サービス開発
航空・宇宙 空飛ぶクルマ 11社 2社 18.2% 事業運営・インフラ運営
海洋 革新的海底開発技術・システム 11社 0社 0.0% 研究開発
港湾ロジスティクス サイバーポート(港湾物流DX) 10社 3社 30.0% ソフトウェア・AI
コンテンツ マンガ 10社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
航空・宇宙 ロケット・射場 10社 5社 50.0% 完成品・サービス開発
マテリアル(重要鉱物・部素材) 低炭素金属部素材(鉄鋼以外) 10社 0社 0.0% 部品・素材
コンテンツ 音楽 10社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
造船 LNG運搬船 9社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
マテリアル(重要鉱物・部素材) グリーン鉄 9社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
情報通信 海底ケーブル 9社 0社 0.0% 部品・素材
造船 船舶修繕 9社 0社 0.0% 事業運営・インフラ運営
防衛産業 艦艇 9社 0社 0.0% 装置・機器製造
マテリアル(重要鉱物・部素材) AI等を活用した複合新素材 8社 2社 25.0% ソフトウェア・AI
資源・エネルギー安全保障・GX GXケミカル 8社 0社 0.0% 部品・素材
コンテンツ 実写 8社 0社 0.0% 完成品・サービス開発
資源・エネルギー安全保障・GX 次世代型地熱 8社 1社 12.5% 事業運営・インフラ運営
海洋 海洋状況把握(MDA) 8社 1社 12.5% 装置・機器製造
量子 量子センシング 8社 4社 50.0% 装置・機器製造
量子 量子通信・ネットワーク 7社 0社 0.0% 研究開発
航空・宇宙 月面探査・低軌道技術 5社 2社 40.0% 完成品・サービス開発

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調査・編集・引用について

調査・編集:株式会社Lister

データベース公開版:2026年7月24日

本レポートの数値・図表を引用する場合は、「株式会社Lister『日本成長戦略17分野・62重点技術 関連企業データ分析レポート 2026』」と出典を明記してください。

Company

会社概要

会社名 株式会社Lister
代表者 代表取締役 永良 慶太
所在地 〒108-0075 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー8F
事業内容 製造業領域に特化した市場情報調査・データ提供基盤の開発
取引銀行 三菱UFJ銀行 品川駅前支店
登録番号 T1010001220099
公式URL https://lister.jp/
Profile

代表プロフィール

代表取締役

永良 慶太

東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科修了。

株式会社キーエンスに新卒入社。三次元測定機やレーザー顕微鏡などの開発に携わる。画像処理アルゴリズム開発や、工場における検査自動化プロジェクトに従事。その後、ロボット開発スタートアップにて経営企画に従事し、独立。

株式会社Listerを創業後、ITサービス開発を主軸に、BtoB企業向けの営業・マーケティング支援、企業データ整備・提供を行う。現在は、製造業領域の企業情報を活用しやすいデータとして整備・提供する取り組みに注力している。